医療の移り変わり

人口動態から読み取る今後の医療

厚生労働省の統計データによると、1950年(昭和25年)~1955年(昭和30年)頃では、環境汚染や公衆衛生の悪化による感染症が流行しており、病院の感染症対策が主流でした。

その後、環境対策や医療の進歩により、感染症による死亡率が低下しました。

 

人口動態統計グラフ(厚生労働省)

※死亡率の基準人口は「昭和60年モデル人口」にて算出

2016年(平成28年)現在では、三大疾患である「悪性新生物」・「心疾患」・「脳血管疾患」、および「肺炎」が上位を占めています。

男性・女性の全体を見てみると「肺炎」においては、ここ最近では「脳血管疾患」より高くなってきています。

高齢者の肺炎においては、7割以上が誤嚥性肺炎だと言われ、細菌を含む唾液や食物が気管や肺に入って発症します。

特に介護を必要とする高齢者は、誤嚥性肺炎のリスクが高く、ご家族やヘルパーさんの協力が必須と言えるでしょう。

 

以下のグラフのように、第1号被保険者(65歳以上)の要介護度別認定者数の推移を見てみると、年々要介護度1以上の高齢者の数が増えてきています。

 

第1号被保険者(65歳以上)の要介護度別認定者数の推移グラフ

(厚生労働省)

※2006年(平成18年)4月の介護保険法の改正に伴い、要介護度の区分変更。

※東日本大震災の影響により、報告が困難であった福島県の以下の5町1村を除いて集計。

 (広野町、楢葉町、富岡町、川内村、双葉町、新地町)

 

そこで誤嚥性肺炎の予防として口腔ケアが勧められているのです。

 

今後、超少子高齢化社会は目前まで来ており、在宅や介護施設での診療が一気に加速することでしょう。

 

訪問診療は、ヘルパーさんやご家族の方と協力し合い、訪問歯科を通じてより良い生活環境を構築することに尽きると考えます。

 

患者様の口腔ケアだけではなく、患者様やご家族の生活の一部として必要ではないのでしょうか。

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シカビジくん

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